仏壇・位牌・仏具などの宗教的工芸品。京仏壇・金沢仏壇・名古屋仏壇・岩槻仏壇など、漆・金箔・金具・木彫りなど多様な技術が集結した総合工芸の粋です。
Japanese Buddhist altar crafts represent a convergence of multiple traditional crafts — lacquerwork, gold leaf application, metalwork, woodcarving and textile weaving — all combined in a single devotional object. Kyoto, Kanazawa and Nagoya are among the most prominent centers for this tradition.
愛知県岡崎市・安城市・西尾市を産地とする仏壇。江戸時代中期、仏壇師が矢作川の水運を利用して得られる松・杉・ヒノキの良材と三河北部・猿投山麓で採れた漆を使って仏壇を作ったのが始まりと
京都府京都市で生産される仏具(りん・燭台・香炉・花立など)の総称。最澄・空海が活躍した8世紀頃に製作が始まったとされ、11世紀初頭には仏師が七条に「仏所」を開いて職人を集めたのが本
京都府京都市を産地とする金仏壇の最高峰。もともと武士階級のものだった仏壇が一般家庭に広まったのは江戸時代初期で、徳川幕府の宗門改によって家庭用仏壇の需要が高まり産地として発展した。
福岡県八女市で生産される仏壇。九州最大の仏壇産地で、独特の「福島仏壇」スタイルは黒漆塗りの外観と金箔・金具の華やかな内装が特徴。江戸時代中期から仏壇産業が発展し、現在も宮大工・塗師
愛知県名古屋市を中心に生産される仏壇。江戸時代初期に始まったとされ、総欅(そうけやき)造りの堅牢な木地に金箔・漆・蒔絵を施す。尾張名古屋の職人文化が生んだ重厚な作りと、装飾の豪華さ
大阪府大阪市・八尾市・柏原市を産地とする仏壇。聖徳太子が四天王寺を建立した際に朝鮮半島の百済から技術者を呼び寄せたことが産地の起源とされ、仏教の広まりとともに優れた製作技術が府下一
山形県山形市を中心に生産される金仏壇。江戸中期から発展し、山形県産の欅材を用いた堅牢な木地加工と、金箔・漆・蒔絵を施した豪華な仕上げが特徴。東北地方では浄土真宗が広く信仰されており
兵庫県伊丹市・川辺郡を産地とする仏壇。鎌倉時代初め、河辺氏と壇ノ浦で敗れた平家の残党が川辺の地で供養と仏教伝道に励んだことが信仰の土台となり、1200年には菩提寺も建立された。こう
広島県広島市・府中市を産地とする仏壇。江戸時代初期に紀州から移り住んだ飾り金具師や塗師らの技術を礎に、後に敦高という僧が京都・大阪で習得した高度な技法を持ち帰ったことで技術体制が確
滋賀県彦根市で生産される仏壇。江戸中期から彦根藩の奨励で職人が集まり発展したとされる。金仏壇の産地として知られ、金箔押し・蒔絵・錺金具など多数の職人技が集約される。浄土真宗が盛んな
新潟県三条市・長岡市を中心に生産される金仏壇。越後地方の豊富な木材資源と、新潟県が誇る金属加工技術(燕三条の錺金具)を活かした仏壇として発展した。浄土真宗が盛んな北陸・越後文化圏に
東京都台東区を中心に生産される仏壇。江戸時代中期から、江戸の都市的需要に応える仏壇産業として発展した。全国各地の注文に応える都市型仏壇産業として、金仏壇・唐木仏壇・家具調仏壇など多
石川県金沢市で生産される仏壇。17世紀から始まったとされ、室町時代に蓮如上人が北陸に浄土真宗を広めたことで信仰需要が高まり、加賀藩主が設けた細工所から優れた工芸技術者が育ったことで
長崎県長崎市を中心に生産される仏壇。江戸時代に出島を通じたオランダ・中国との交流から独自の装飾様式が生まれ、中国の影響を受けた極彩色の彫刻・装飾が特徴的な金仏壇として発展した。長崎
長野県長野市・松本市を中心に生産される仏壇。善光寺詣でとともに発展した信州の仏壇産地で、長野県の豊富な木材資源を活かした堅牢な木地加工が特徴。浄土宗・浄土真宗の寺院需要に応えるとと
長野県飯山市で生産される仏壇。江戸時代初期からこの「寺の町飯山」に根づいた仏壇作りは、原材料の調達が容易で製作に適した気候に支えられ産地として発展した。作業が細分化され木地から組立